子供の体調不良のサインとは?

子育て

子育てしていれば、わが子が体調不良になることも多々あります。
発熱していたり、親からみて明らかにいつもと様子が違えば、病院に連れて行き学校を休ませるなどの対応をとる親御さんが多いはず。

では、発熱などないけれども頭が痛い・お腹が痛い・気持ち悪いから学校に行けない。
とわが子から言われたらどうでしょう?

親からすると、
はい?
何を甘えたこと言ってるんだ! ひとまず行ってみて、どうしても無理なら早退しなさい!
その体調不良は本当なの?これから出勤しなくちゃならないのに勘弁してくれ~。
っと、こんな風に思う親御さんもいらっしゃるはずです。
まさに私がそうでしたから。

ただ、表面上は特別な異変がみられなくても、本当に身体の具合の悪い子どもがいるのも事実です。

中には、出たくない授業があるから今日だけ仮病を使ってしまおう!というお子さんがいるかもしれませんが、そのパターンとは全く違います。

朝起きても頭痛がして身体がだるいなどで登校できない日が徐々に増え、あるいは何かのきっかけから登校を渋るようになり、究極は完全な引きこもり状態になってしまう場合もあります。
そんなお子さんに共通するのが、心の具合が悪いことによる身体の不調ということ。

心の具合が悪いとは?

特別なにかに悩んでいる話も聞いていないし、今までは普通に学校に行っていた。
わが子が何に悩んでいて、どんなことに苦しんでいるのか?
問いただしても具体的なことは話したがらないし、原因がわからない…。

親は必死で子どもの不調原因を探ってみますが、もしかしたら、子ども自身も不調の原因がはっきりわかっていない場合もあります。

というより、実際に悩んでいることはあっても、それが不調の根本原因だとは理解していないのではないでしょうか。
年齢が進めば自己分析もできましょうが、小学生高学年から中学生ぐらいであれば周囲と自分を比較したり、今まで順調にいっていたことが思うようにいかなくなったり、友人関係や勉強面などあらゆる事が複雑に絡んで子どものメンタルに大きな負荷がかかることもあります。

親はどうする?

では結局の所、親はどのようなスタンスでわが子と接すればよいのか?
ここが1番重要で、その後、子どもが復帰できるかどうか、心身の不調がどの程度快癒できるかは正直、親にかかっている!!
と私は思っています。

実際、上の子は中学1年の後半から体調を崩し、2年生いっぱいは遅刻・欠席のオンパレードでした。1番辛かったのは本人ですが、傍でみている私も本当にきつかったですね。

あまりにも頭痛が酷く、本人の希望もあって色々な病院を渡り歩き、「慢性連日性頭痛」という思春期によくみられる症状だと診断されました。
この頭痛の原因がメンタルなんだそうです。

ようやく頭痛の正体がわかったものの、子どものメンタルにのしかかっている根本原因=悩みはその後も判然としませんでした。
なんとなく、こんなことで悩んでいるのかな?ぐらいは察することができたのですが、深く追求しても結局は子ども自身が乗り越えなきゃならない問題で、親が手出しできないことだってあります!
だから原因詮索はやめ、ひたすら見守ることにしました。

子どもがなにか希望することがあれば、極力耳を傾け行動してあげる。
それだけでも子どもの心は救われるし、親は自分のことをわかってくれる!
そう子どもが感じれば、きっと体調不良も少しずつ改善していきます!


その時が来るまで、親はきついけれど子どもを信じて待ってあげましょう!

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