活動自粛が叫ばれてから少し経ちましたが、その後、皆様の状況はいかがでしょうか?
置かれている境遇によって生活に及ぶ深刻度合いは様々でしょうが、コロナウイルスにより大なり小なり多くの国民が影響を受けているには変わりません。
緊急事態宣言の解除予定まで残り一週間ほどになりましたが、果たしてそれもどうなるのか…。
埼玉県は、学校の臨時休校が5月末まで延長される見込みで、子供達もさらに1ヶ月プラスして引きこもり生活です。
小さいお子さんは引きこもってばかりもいられないでしょうに、たまに公園へ連れて行けば周りから不謹慎だと叱責されるそう…。何ともやりきれないですね。
受験生は勉強への不安が増す一方だし、部活やスポーツに全力を注いできた方達は大会も中止になり言葉が見つからないことでしょう。
日本だけでなく、大人も子供も世界中の人々が行動を制限され、我慢を強いられているこの非常事態。この裏には、一体どんな意味合いが隠されているでしょうか?
充つれば欠ける、自然の理
過日、世界の都市がコロナウイルスの影響からロックダウンしたことで、大気汚染が大きく改善した、とのニュースを目にしました。
世界の発展と共に地球温暖化が叫ばれる中、年々深刻に進みつつある温暖化に強制ストップをかけるよう働いたのが今回のコロナウイルスのように感じます。
人間からするとコロナウイルスによって多くの命が失われ、世界規模で社会生活が麻痺するほどの大災難だと捉えています。
しかし、逆の視点でみると、人間の考える範囲で温暖化対策を講じていても、そのペースでは何れ地球が維持できなくなる可能性もある。
拡大し続ける人間活動が強制停止させられたことは、地球の存続と人間への警鐘の意味があるようように思います。
私たち人間は、大きな地球の中で活かされているに過ぎません。
人間が地球をコントロールしているのではなく、人間がコントロールされる側なのです。
陰陽バランス
自然界には「充つれば欠ける」という作用があって、膨張を繰り返し限界まで増えたものは、ある時を境に縮小へと向かいます。
地球という器が決まっている以上、人間活動は無限に膨張拡大し続けられるわけではありません。
世の中が豊かになったことと引き替えに地球はどんどん脆弱化しており、それらのバランスを図るような作用が自然と働きます。
これは不思議なことではなく、私たちの生活の中でも人々が気がつかないだけで、同じ作用がちゃんと働いています。
平和ボケに喝!
コロナウイルスの影響で日用品や食料品の一部が入手困難になっていますね。
私も体温計の電池が切れ、ボタン電池を探し回ってもどこにも売っておらず、ネットでもすぐには購入できない状態でした。
戦争を経験していない若い世代の私たちは、生まれたときからライフラインも整い、ものが無くなればすぐに購入することができる環境が当り前です。
その環境から一変、マスクが品薄すぎて、使い捨てマスクが1回の使用ではもったいなくて捨てられないほどの状況でした。
そんな中、洗って再利用したり布マスクを使用したりと、多くの方が工夫しながら不足を乗り越えているわけで、以前の皆さんはこんなことしてませんよね?
当り前じゃない生活になって初めてその有り難さに気がつきます。
それだけ世界が豊かになってものが溢れ、どんどん消費し続けていました。
そこに、そのままじゃマズイよ!っと気付かせてくれた気がします。
頭では理解しているけれど、いざ現象が起こらないと動き出せない私たち。
10年後も50年後も変わらない地球があるよう、これがきっかけとなって世界中で更にエコへの取り組みが広がるといいですね!