自分と周囲との人生を見比べた時、自分の人生に対して今あなたはどのような評価を下すでしょうか？
まぁまぁ、そこそこ普通の人生？
かなり頑張ってきたから、今のところ大きな不満はない？
どうしてこんな人生なのか… 出てくるのは嘆きだけ？
きっと置かれた状況も千差万別なので、様々な評価があることでしょう。
ただ、客観的に自分を判断するのはとても難しいことですから、ご自分の評価は必ずしも絶対とは言えませんよね。
人は、自分と誰かを無意識のうちに比較して生きているため、隣の芝生はいつも青く見えてしまいがちです。
自分の芝生だって丁寧に管理をしているし、とても綺麗な状態であっても、青いという部分に拘っているから自分の方が何もかも劣っていると感じてしまう。
マイナス傾向に捉えがちだと、仮にお隣さんは持ち合わせていない良い一面を自分が持っていても、そこに気が付くことができません。
また、中には芝生そのものを持ち合わせていないことで、違った苦悩を抱く方もいらっしゃいます。
世間では極一般的とみられる状況ではなかったり、難しい環境で生きるしかなかったり…。
様々な面で息苦しさを感じている方はとても多いですね。
「こんなに苦労しているのに、どうして自分だけこんな人生なんだ！
神なんていやしない…。不公平だらけだ…。」
「もう頑張ったって報われない…。何もする気も起きない…。」
そう感じてしまう方も多いでしょう。不調ばかりでは当然の感情です。
ただ、今後もずーっと不調のままなのか！？というと、そうとも言いきれません。
今後の生き方・考え方次第ではその方なりの穏やかな暮らしも夢ではないからです。
場合によっては最悪な状況を想定しておくことも大切ですが、必要以上に全てをネガティブに考え、悲観的に捉えることは、改運も開運をも困難にしてしまいます。
ロングスパンでみる運！
自分であっても他人であっても、人生の一部分しかみていないのにその人の全てを語ることなんてできません。
順調で恨めしく思うあの人も有頂天になって道を踏み外すかもしれないし、不運であっても何かのきっかけで人生の流れが変わる人だっています！
明日がどうなるか？なんてもちろんわかりませんが、１０年後、２０年後の自分がどうなっているかはもっとわかりません！
極論すれば、亡くなる時が来ないとその人の人生がどうだったかなんて誰にもわからないのです。
ですから、命が続いている限り年齢に応じた方法で、極力スムーズな人生が送れるよう工夫を続けること（道）、場合によっては改運対策を取ること（法）だって必要です！
人生を変えたい！もっと良くしたい！
そう感じたときは自分が変わるチャンスです。
この仕事をしていると、様々な方の人生模様を多々拝見します。
普通は、家族以外の誰かの人生をその方が亡くなる時までフォローし続けることは少ないですから、第三者の一部分の人生だけを見て自分と比較し、この世の中は不公平だ！と皆さん悲観してしまいます。
でも、一生涯という超ロングスパンで人生をみてみると、実はそこまで不公平ではありません。
仮に、一時は華々しい生活をしていても、晩年までその生活が維持される保証はどこにもありませんし、傲慢で天狗になっていたら人は離れ、最後は１人寂しく孤独な暮らしかもしれませんしね。
ざっくり言えば、傲慢とか謙虚とか、考え方の偏りとか、好き嫌いとか、要するにその人がどのような生き方をするか？ということが（道）であって、この（道）が運には大きく関わってきます。
苦難が続き、人生を諦めかけたとしても、自分の役目を果たすべく、やるべき事を淡々と行い続けられる人は道を踏んでいる人。開運に１歩近い人です。
逆に、自分の責任を果たさなかったり、周囲を顧みず好き勝手な振る舞いをする人は道を外した人。
開運には遠い位置にいる人です。
全てはその方の生き方次第！どのように生きていくか？でゴールは全く変わります。
そして、その生き方（道）にプラスして、吉方・凶方（法）の累積により人生の流れ、スムーズさが大きく変わっていくのです。
気学を好む方は（法）だけに注意を払う傾向にありますが、トータルで開運を望むのであれば（道）にも配慮しなければ期待したような安定・平穏・成長は望めません。
吉方彼女と道を踏む彼
ある中年カップルのお話。
女性は離婚後シングルマザーとして長年子育てにお仕事に頑張ってこられました。
気学と縁ができたことで吉方転居をし、早８年が過ぎようとしておりました。
男性も離婚歴があり、一時はお子さんの子育てを最優先にされてご自分の責務を果たされてきました。男性は盛運期となり、女性は出会いのタイミングとなる今年、お二人は運命的な出会いを果たされました。
お二人とも大変なご苦労をされてきたゆえ、再び寄り添える方との出会いは半ば諦めていらっしゃったようでした。
それが不意に素晴らしい縁が授かったことに驚きを隠せない様子。
気学を通して考えると、吉方を使い、日々目の前のことに奮闘されてきた女性と、ご自分の責任を果たすべく一貫して道を踏んでこられた男性が出会われたことは、ようやく機が熟した結果であり、こちらとしても何とも言えない嬉しさがありました。
過去のご苦労も報われるほどお互いに相応しいパートナーと出会われ、今まで頑張ってきて良かったとおっしゃる女性。
恐らく、苦難のどん底にいらっしゃった時は、人生は不公平！と感じていたかもしれません。
でも、その苦労や悩みを消化し、自分なりに人生を歩み進めた先には、それ相応の幸せも待っているのだと再確認させられた素敵な事例でした。
人生は急激に変わるものではありませんが、その人に最適な環境で、正しく生きていけば自ずと人生は変わるのです。
諦めてしまってはもったいないですよ！