「道」とは?もう1つの運命原因

前回は気学の「法」についてお話しました。
私たちが何かしら行動を起こす際には、「時と場所」が大切で運にも直結する、という内容でしたね。
本日は、もう一つの大事な運命原因である「道」についてもお伝えしていきたいと思います。

「法」と「道」、この2つを磐石にすることが当会の開運指導の主軸であって、2つを備えることで物心共により良く安定し、より穏やかな人生に近づいていただけるのです。

かといって、「法」の中でも一番重要な自宅運は、そう簡単に改善できることではありません。
好き勝手に引っ越しはできませんし、持ち家となれば尚更です。
だからこそ、もう1つ運に影響を与える「道」の存在を知っていただきたいのです!

当会では、道を備えることを「道を踏む」とよく言っているのですが、道を踏むのにお金は一切かかりません今すぐにでも道を踏むことができます
逆に言えば、今すぐ「道を外す」こともある、ということですね。

その良い事例がこちらです。

因果応報とはまさにこれ!

東京五輪が明日開幕します。
ここに至るまでに沢山の問題が勃発した東京五輪ですが、直前のこととして小山田圭吾氏とのぶみ氏が過去の不適切な言動により相次いで五輪行事の担当から辞退に追い込まれました。

このニュースを知り、内容が判ってくるほどに悲しい気持ちが込み上げてきたのは私だけではなかったはずです。
当時、Twitterでは「因果応報」がよく使われていましたが、自分のした行いが自分に返ってくる
この因果応報こそが「道」の本質です。

ということで、彼らは道を外したことにより、五輪という大舞台の直前でそれを手中に収めることが出来なくなったのは必然です。これによって多くの人が彼らから離れていき、信用も失うこととなりました。
それまでどんなに活躍をされていらっしゃったとしても、自然は厳粛ですから自らの行いに対して当然の結果が下されただけのこと。人の目は誤魔化せたとしても、自然には通用しません。

中には、あれだけの非道なことをしておいて、なぜ今まで活躍していたのか?と疑問に感じることもあるでしょう。
彼らの行いを知っていた人達はこれ以前から距離を取っていた可能性は十分ありますが、私は疎くてこの一件で人物を知ったほどですから、きっと世の中には同じような方が沢山いらっしゃるはずです。

これで日本全国、いや、世界にまで名前が知れ渡ってしまった事態を考えれば、道を外しすぎた代償はあまりにも大きく、相応の顛末だったのだろうと思います。
時間はかかっても自然は絶好の時を選んだ、そう感じてしまう程のタイミングです。

このように、道を外したからといって即、結果するわけではなく、災難が投下されるまでに20年、30年かかることはざらにあります。
それだけに、自らの行いに相応しいサイズへと成長した災難が投下されれば致命傷になるのは当然で、人生は本当に公平であると感じざるを得ません。

恐ろしいほどに、自然はキッチリと私たちに結果を与えるのです。

道の実態

上記の例は、道の外し方も桁違いなので一般的によくあることではありませんが、人としてやってはならないこと、人を傷つけること、法に触れること等はみな道を外した行いです。

ただ、それらのことはほとんどの方がやっていないはずですから、私は問題ない!と安心した方もいるでしょう。

しかし!
それら以外にも道を外す行いは意外にも沢山あるので、今ひとつご自身を振り返ってみてください。

わたし
わたし

自分の役割は過不足なく行っていますか?


人は誰でも立場に応じた役割を課せられています。
家庭では親として、親との関係では子供として、または嫁や婿として、会社では上司や部下として、地域では一家の代表として… 様々な場面で様々な役割が求められますね!


自分は適切にやっているつもりでも周囲はそう感じていなかったり、逆に立場以上にやり過ぎてしまっている場合もあります。

別に自分1人が手を抜いたって、周囲がカバーしてくれるから問題はない。
誰からも文句を言われていないし大丈夫でしょ!

わたし
わたし

ご自身の偏った価値観や極端な拘りはありませんか?

それにより、周囲の方々は内心ご苦労されているかもしれません。
あなたが良いと思ったことでも、相手が同じ気持ちとは限りませんし、
それを強要したら大切な人も失いかねませんよ。

子供にはお友達と遊ぶより塾と習い事を優先させているわ!
小さい頃から良い環境で勉強させることこそ成功の近道よ!
何より、子供を思ってのことなんだから何が悪いの?

わたし
わたし

また、度を超した好き嫌いはありませんか?

誰でも嫌いな物くらいありますが、だからといって全く取り入れなければどこかに弊害は起こりますし、いくら好きなことでも多すぎたり、極端に睡眠時間を削ってまで没頭するようでは必ず余波が残ります。

特に、飲食物であれば必要な栄養素が慢性的に不足しても、過剰摂取が続いてもいずれ発病の原因になりますし、偏った生活習慣も良くありません。
自己の体内バランスを欠く行為は道を外すことに繋がってしまいます。

そんなこと言われてもね~。喫煙と晩酌は辞められないよ。
それで病気になっても自業自得だけど、医療が発達してるから早期発見して何とかなるんじゃない?

家族に心配かけるって?
今のところ問題は出ていないし、好きなことを我慢したら余計に寿命が縮まるよ!


いかがでしょうか?
「道」は私たちの生活で身近な問題ばかりですから、ギクッとされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
上記は道を外す代表的な事柄でして、身の回りで当り前に起こっている問題です。

穏やかな人生のために、道を外さない生活は今からでもできますよ!

道の必要性

自宅運を改善する引っ越し(開運法)は中々ハードルが高いですが、道を外さない生活は心がければ出来そうな気がしませんか?

ただ、自分好みの生活を何十年と続けてきた人にとっては、「法」より「道」の改善のほうが遥かに難しい場合もあって、考えるよりも難易度は高めです。
また、ご本人にとっては当り前の生活過ぎて、それらが道を外す行為とは認識されないことも多いのです。

それでも、開運法によって「法」を磐石にしたとしても、「道」を外しすぎた生活を続けていては人間関係に問題が生じたり、人心が離れていったり、発病したりと穏やかな人生とは言えませんから、気になる点があればぜひこれを機に生活を見直してほしいと思います。

こう見てくると、「道を踏む」とは自分に課せられた役割を過不足なく行い、周囲と協調していくこと。また、極端な価値観や自己バランスを崩す生活を改めること、と言えますね。

もっと余力のある方であれば、困っている方の助けになる行いをするとか、ボランティア活動とか、そのような善行を続けていかれるのも良いと思います。
そこまでいかなくても、当り前の行いを淡々と続けていけば必ず自然は相応の結果を授けてくれますから、諦めずにコツコツ道を踏んでみて下さい!

一般的に気学では「法」のみを扱いますが、当会では運全般を改善しトータルで開運を目指す上で欠かせない「道」について本日解説させていただきました。
ぜひ参考にしていただき、穏やかな生活を目指してくださいね。





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