開運の秘訣!幸運は自分で引き寄せる

日常

少し前、5年ぶりに学生時代の友人たちと集まったときの話。
友人の1人が、この春に地方から埼玉に引っ越してきたことから久々の再開でした。
20年以上も前に出会った私たちは月日の経過に驚きながらも、昔に巻き戻ったような懐かしく心地良い時間を過ごしました。

ただ、ずっと実家暮らしだった友人(私と同じくシングルマザー)がなぜこっちに引っ越してきたのか、会う前からずっと気になっていました。
元々、昔は都内で仕事をしていましたので、単身赴任か何かでこっちに来たのかな?と思っていたら、
娘が都内の大学に入学するから自分も思いきって付いてきた!とのこと。

全く想像もしなかった答えに驚きました。
だって、地元で仕事をしてきた17年間でかなりな人脈や顧客だって抱えていたはず。
それを全部捨ててまで娘と一緒に引っ越してくるなんて、普通は容易いことではありませんから。
手に職があるとは言え、随分思い切ったなと関心してしまいました。

でも、彼女の話を深く聞くうちに、その決断が並々ならない答えだったと知ります。

災難、不如意がターニングポイント

彼女が実家に戻ってからは中々会えなかったので詳細は聞いてこなかったのですが、時々耳にした内容からは人生が思い通りに行かず嫌気がさしているかのような印象を当時の私は受けました。

どうやら、そういった思いがますます強くなり、仕事も頑張ってきたのに相応の評価をされなくなったことが決定的な決め手だったそうです。そんな評価をされるくらいなら、いっそ全く違った場所で再スタートを切った方が良い!という思いだったのでしょう。
かなり迷ったそうですが、霊感があるお知り合いから転居を後押しされたこともあって決心に至ったとも話していました。

それにしても大きな決断です。
裏を返せば、それを決心させるくらい様々な問題にぶつかったり、いくつもの不如意を感じさせられたからこその決断なのだと思います。
生半可な気持ちでは人は動けません崖っぷちまで追込まれないと選択決心できないのが人間なのでしょうが、追込まれたら意外と腹が決まってしまうものかもしれませんね。それは私も経験あります。

一見すると問題ばかりが起きて人生がしんどい、辛い。
でも、だからこそもうこのままではダメだ!何かを変えよう!別の道を進もう!と決心が付き、悪運から抜け出すことに繋がる可能性も出てくるわけです。


逆の見方をすると、人生順調か?と言えばそうではないが、特別に大きな問題も起こらずそこそこの生活ができている人ならここから抜け出そう!などとは思わないでしょう。現状維持に努める人の方が圧倒的に多いはずです。

人生の途中で大きな選択をしたり進路変更をしたりすることは、年齢を重ねれば重ねるほど簡単ではありません。不安を抱えて危険を冒すより、現状維持になるのは当り前です。

ただ、人生のターニングポイントは絶不調に陥っている時に訪れることが多いもの。
人生が最悪、絶不調だということは、何かしらがうまく噛み合っていないミスマッチを起こしている状態です。
このまま現状に留まっても人生前に進まない!いや、もっと悪化するかもしれない!だったら何かを変えよう!というような前向きな思考になれば、もしかしたらその選択が吉と出るかもしれないのです。

道を踏む人は守られる

彼女とは20年来の友人ですが今まで気学や運の話はしてこなかったので、この引っ越しをきっかけに今までの動きの詳細を聞いてみました。
そうして、彼女の資料を纏めてみると、今まで私が想像していた以上に苦労の多い動きをしていたことが判りました。時折見る気丈な姿の裏には、内面的にかなりキツい部分があったのだろうと推察します。

また彼女曰く、娘は友人関係や学校生活での問題にずっと苦労してきたとのこと。
資料からも、正にお嬢さんが強い大凶を長期間使っていたことが判明し、彼女の口ぶり以上にご本人は相当苦しまれたはず。それを間近で見守ってきた彼女もかなり辛かったことでしょう。

恐らく、そうした様々な問題を必死で耐えてきた母子は、もうここを離れよう!と次のステップへと踏み出したはずです。

そして、その選択が吉と出ました。

今回の転居が彼女には吉方だったのです!
お嬢さんは吉方ではないものの、大凶の地から脱出できたことはとてつもなく大きな前進です!
現に、大学で初めて友達らしい友達ができた、と言っていたというのですから彼女も胸をなで下ろしたことでしょう。私も本当に心底ホッとしました。

私は仕事柄、様々な転居事例を拝見しますが、たまたま引っ越した場所が吉方だったというケースはかなり稀です。
凶の強さは違っても、ほとんどの人が凶方で引っ越していますから、私は彼女の転居話を聞いて勝手に心配していたわけです。
それが吉方だなんて本当に運が良い!
彼女は守られてるな~というのが正直な思いでした。

どういうことかと言いますと、自分の役割や責任を過不足なく全うしたり、自分を譲歩しても周囲のために尽力し続けたり、自分のため・誰かのためにがむしゃらに生きている。
そういった生き様の人は、仮に現居が凶方であっても大難が小難になったり、好機やチャンスを得られたり、途が開く、というような不思議な巡り合わせに遇うことがあります。

そういった処世を続けていくことを当会では【道を踏む】と言っています。

よく【徳を積む】とも言いますが、少しニュアンスが異なります。
【徳を積む】は、人助けやボランティアのように広い意味で善行を行うことと解釈できます。

一方【道を踏む】は、自分に相応しい生き方をしていくこと、また、自分と関わる身近な人間関係の中で相応しい処世をし責任役目を果たしていくことなどで、もっと狭い範囲のことを指しています。

仮に、週末の度、ボランティア活動に参加していたとしても、それ以前にやるべきことをしていなければ家族や周囲からは不満が溢れます。どんなに善行であっても立場に見合った行いをしていなかったり、度が過ぎればバランスを欠いてしまいますね。それでは道を踏んでいるとは言えません。

人は、好きなことや好きな人に対しては何事も進んで行えますが、嫌いなことや苦手な人との関わりは避けたいものです。自分では何事も問題なくこなしている!と思っていても、周囲はそう感じていない場合も多いもの。【道を踏む】とは意外と難しいことなのです。

話を戻しますが、きっと彼女も娘のため、仕事のため、また家族や周囲との関わりにおいて、様々な気遣いや努力をし、それは極当り前のこととして彼女なりの道を踏んできたはずです。
だからこそ、

「今後はもっと自分に相応しい環境で頑張りなさい」
とでも言わんばかりに、大自然からの慈悲か、ご先祖様からの加護かは判りませんが、吉方転居へと導かれたのかもしれません。

こんなことを言うと、ただの偶然だ!などと思われがちですが、事実、道を踏み続けている人は不思議と守られている人が多いものです。
これだけの大凶を使っているのにこれくらいの問題で済んでいる、というようなケースは割とありまして、そういった守られている人々は皆さんご自分なりの道を踏んできた人。
逆に、道を外した生き方を続けていると、生きている間に必ずその反動が自分に還ってくる。いわゆる、因果応報が起こるわけです。

ですから、自分本位ではなく客観的にみてその方なりに正しく生きるとこが幸運に近づくための大事な秘訣です。道を踏むことで自然と厄除け・難除けをしているようなものですね。

簡単に引っ越しはできません。
でも、どう生きるかはその人次第です。
本気になれば幸運を引き寄せることだって不可能ではありません。

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