6月になり梅雨の時期ですね。
実はコロナウイルスの濃厚接触者となってから数日で陽性者となってしまい、自宅療養の日々を送っています。
コロナウイルスがいくらか落ち着いてきたこの頃ではありますが、いざ自分が自宅隔離となると本当に大変で…。私の場合は半月近くも出社できないため、色々とご迷惑をおかけした会員様には申し訳ない気持ちです。
なってみないと分からないこともありますから何事も経験だと思うことにして、残りの療養を無事乗り切りたいと思います。
さて本日は、ネットに上がっていた「転職する先々がブラック企業」という方の記事を見て感じたことを書いていこうと思います。これに類似した例は意外と多いのではないでしょうか?
その方は就職氷河期世代で、当初から思い通りの仕事には就けなかったそう。
就職した先ではパワハラや酷い残業、上司からの理不尽な対応などが重なり退職。
その後、転職した会社も似たような状況だったようで、40代半ばまでに10社ほど渡り歩いてこられたそう。その間に鬱も発症なされたというのですから、心身が相当参っていらっしゃるのがわかります。
一刻も早く、この負のスパイラルから抜け出すにはどうしたらよいでしょうか?
その方は、勤め先の経営者らがまともではなかったから転職せざるを得なかった、適切な会社経営をするために、経営者も定期的に何らかの検査やチェックを受けなければならないシステムを作るべきだと言います。
確かにその通りですね。
まともな経営者であれば、知床での観光船事故など起こらなかったでしょうし、業界は問わず人物的に問題のある経営者は少なからず存在するでしょうから、チェック体制の強化は緊急課題かと思います。
しかし、それをやったからと言って転職問題は全て解決するか?といったらそうとも言えません。
経営者がきちんとした人物であればその会社なり、その業界のクリーン化は進む可能性が高いですが、それと働き手側の個人にとって気学的に合う会社か合わない会社かはまた別の話になるからです。
いくらしっかりした会社組織であっても、人間関係や労働環境から心身を壊すような会社では再び転職活動に追い込まれます。
そうならないよう、数ある会社の中から本当に自分に合った会社を選ばないと転職のループからはなかなか抜け出せません。
条件は大事だが、吉凶はもっと大事
世の中には大企業から中小、零細企業まで無数の会社が存在します。
一般的に大企業への就職や転職が好まれるわけですが、大企業で働けたからといって幸せが約束されるわけではありません。そこへ行ったことで身を縮めてしまうケースもよくある話です。
企業規模は働く上で確かに重要なポイントです。しかし、それ以上に【自分の資質にマッチしているかどうか、即ち吉方で就職転職できるかどうか】ということが負のスパイラルから抜け出す重要なポイントです。
一口に転職といっても2パターンあり、今までの仕事を活かしてキャリアアップしたり、合わなかった前職から自分に相応しい仕事へ転身することは前向きな転職で喜ばしいことです。
でも、そうした転職ばかりではありません。
職を転々としているといったマイナス要素を含んだ転職だと、給与や待遇が現状維持できるなら良い方で、下方へ向かうことの方が多いと言えます。
そんな中、記事の方のように、今度こそ良かれと思って転職した先がまたまたブラック企業だと心身を正常に保つほうが難しいかもしれませんね。
そうならないよう、表面的な条件のみで転職先を選ぶのは危険です。
同じ職種であっても、入社時期や勤務地が違うだけで気学的な評価が全く変わることもざらにあるため、できれば慎重に検討したいものです。
原因がどこにあるのか、気が付く人と気がつかない人
恐らく、ご本人も転職を繰り返す度に心身が疲弊し、さぞ辛い日々であったはず。
多数の会社を渡り歩いてもブラック企業にしか縁付かなければ病んでしまうのも当り前です。
でも、真面目に働き、努力もしているはずなのにどうしてここまで不遇が続くのか…。
どうして自分はここまで苦しまなければならないのか?
と恐らく考えられたはずですが、不遇の本質的な原因に辿り着けない方が圧倒的に多いのでしょう。
それは気学を知らない方が多いということに他なりません。
その記事のコメントに、「就職・転職先が当たりかどうかは【運】による。」との投稿がありました。
その通りです。【運】なんです。
でも、その転職先を選んだのは誰でもない自分です。
自分が選んできた数々の職場がすべてブラック企業だとすれば、それはミスマッチを起こすような会社を自ら選択し続けてきた結果と言えます。
だから、次こそはミスマッチを起こさないような会社を選択すれば良いのです。
ほとんどの方が、【運】は自分の力ではどうにもならない。と思い込んでいるのではありませんか?
確かに、私達は【先天運】という既に出来上がって変えられない運を持ち合わせており、これが皆さんが考えている変えようがない運の正体です。
しかし、我々は【後天運】というもう一つの運も持ち合わせていて、これはその人の意思や行動次第で変えることができる運です。
【先天運】が良い人など本当に稀。
ほとんどの方が【後天運】を改善し、時間をかけて徐々に運を軌道修正させています。
その第一歩として、就職・転職の際には気学的な良し悪しも考慮してみて下さい。
運の根本は自宅運の累積ですが、自宅運を改善するのは簡単ではありません。
ですから、せめても仕事での問題を極力少なくすることが大切です。
もし、冒頭の方が就職難で希望外の職に就いたとしても、仮にその会社に吉方で入社していたら違った人生を送っていらっしゃった可能性もあると感じます。
納得の会社ではなかったとしても、その仕事なりにやり甲斐を感じられたり、その環境で良い人々に出会ったりして、思いの外充実し上手くやっていけたはずです。場合によっては、そこから希望職種へ転職しようというお気持ちが湧いたかもしれません。
そう考えると、仕事というのは人生において非常に大きなウエイトを占めます。
何を選ぶが、どれを選択するかで人生が大きく変わる可能性があります。
だからこそ、仕事選びに気学的な良し悪しは外せないポイントなのです。