とんでもない大失敗からみえた気学の進化

日常

最近、久しぶりに鑑定にお越しくださったお客様から、このブログを楽しみにしてくださっているとのお声をいくつかいただきました。本当に嬉しい限りで、有難うございます!

その時、
(ブログの内容から)
「先生(私)も苦労されているんですね、宗家だから何事も順調かと思っていました」
とのお声をいただきました。
なるほど… 確かにそう思われて当然かもしれません。苦笑

なんたって、曽祖父の時代から代々気学をやってきて、それを専門にしているわけです。
さぞ完璧に方位を使いこなし苦労や災難とは無縁だろう、って思いますよね??

でも、私の過去を振り返ると、とても順風満帆とは言い難い人生です。
逆に、お客様の人生が羨ましいな~と思ってしまうこともあったくらいで…。
災難めいたことも苦悩もありましたし、精神的にしんどく辛い時期だって何度もありました。
実は、今もある懸案が悩みの種でして、心底から安寧を得られているかと言ったらそうではありません。
気学によって理想的な人生を送っている… ではなく、むしろ自分では割と苦労をしてきたほうだと思ってもいるくらいなのです。気学の先生なのにおかしな話ですよね。苦笑

ただ、今は吉方を使って10年以上が経過しましたから、これでも大分良くなってきたほうではあります。
昔に比べたら比較的穏やかに生活できるようになってきましたし、何より自分の顔つきと心が円くなりましたから、どん底にいたあの時の自分よりは明らかに幸せになってきたのでしょう。

歯車が狂いだす

私の人生が狂いだしたのは、結婚してから数カ月が経過したときです。
自宅のポストに複数の消費者金融から督促状が入っており、宛名は元夫名義。
借金していたなんて全く知らず、寝耳に水。
それでも21歳だった私はとても純粋だったのです。笑
必死で家計を遣り繰りして、何とか完済させました。

そこから次々と問題が噴出します。
元夫が転職を繰り返し、最終的には無職となる。当然、私のみの稼ぎでは金苦に。
下の子は生まれて間もなく心臓病が見つかり、毎月の病院通いで高額出費。
段々と酷くなる元夫の行状がDVなんだと気が付く。

…とまぁ、てんこ盛りの災難に自分でもよく頑張ってきたなと思います。
ワンオペ育児なんて当たり前、仕事に家事とやるべきことは自分なりに必死でやってきたつもりです。

何とか私が頑張らなきゃ!とずっと気張ってきたのですが、それでもDVの威力は凄まじく…。
自分が被害者であったと気が付いてからは完全に緊張の糸が切れてしまい、離婚へと進みました。
今じゃ考えられないかもしれませんが、当時は現在のようにDVとか○○ハラスメントなどと言われる時代ではなくて、自分がまさにその当事者だったとすぐには気が付かなかったのです。
思い返せば結婚早々から本当に色々なことがあったのですが… 無我夢中だったのでしょうね。

止むことのない災難

その後、子供たちと実家へ戻った私。
精神的な苦痛と不安から解消され、ひとまずは一安心。…でも試練はまだ続きます。

娘が中学校に入ってから体調不良に陥り、不登校に。
何とか中3で復帰して第一志望の高校に入学するも、コロナ禍と重なり再び不登校。そして転校。
息子も姉を追うかのように、実は全く同じ経路を辿っているという状況で、問題が次から次へとやってきては2人の対応でヘトヘトになる、そんな日々をずっと送ってきました。

どうしてうちの子たちは、こうも問題が絶えないのか…。
私の子育ての中で何か大きな間違いを犯していたのか…。
本当によく悩みましたが答えは判らず、ずーっと闇の中にいるようでした。

事故に遭ったとか、災害に巻き込まれた、などといった規模な災難ではなくても、トラブルや心労がずーっと続くことも気学的にみたら立派な災難
だから、どう考えても、私の人生は吉方を使って開運した人の人生とは言えませんでした…。

この一連の異変を真っ先に感じていたのが父です。

大昔、父は祖父母と同居する際、家族全員の吉方を考慮してそれぞれに方除けをさせ、吉方転居を実行してきました。
だから、家族全員が吉方を使ってきはずなのに、なぜ娘の私にあのような出会いの縁が生じたり、次々に災難が起こってくるのか原因が判らず理解に苦しんだようです。
同じく、母も妹も吉方を使ったはずなのにやはり多々問題が生じている事実を鑑みると、進化したはずの気学でも明らかにまだ使い方が間違っていたと認めざるを得ない結果でした。
気学はどれも同じ?ではない〉参照

結果的に、吉方だと思って実行してきた開運転居が、実際は凶方になってしまったのです。
家族の幸せを願い最善の選択をしてきたはずなのに、それが全て仇となってしまった。
家族が犠牲になったわけですから、気学をやってきてこんな辛いこともないでしょうね。

これら一連の疑問から父は再び検証を始め、なぜ凶方になったのか原因を発見するに至ったのです。

失敗の連続が意味すること

こうして、私は気学宗家の家に生まれながら、人生の早々に凶方の種が蒔かれたことで後に様々な試練を経験することとなったのです。きっとこれが私に授かった天運なのでしょう。

曽祖父も、祖父も、父も、みな気学をやりながら何かしらの大失敗をして、その経験から新たな気学理論を発見し当会の気学が進化することができました。
今もその繰り返しです。
ですから、私たち家族は気学をより良いものにさせるため、気学宗家だからこそいくつもの失敗や災難を経験させられているのだろう、これが私たちに課せられた使命なのだろう、そう理解するようになりました。

私の人生が色々あるように、子供たちの人生も紆余曲折があります。
恐らく、それもこの家に生まれた宿命でしょうね。
ただ、既に子供たちに起こった出来事からも気学的な発見がありまして、気学の解明は日々続いている状況です。

それほど、まだ判らないことも解明させなければならない問題も多々あるのが気学です。
ネットに出回る気学情報が全てではありませんから、鵜吞みにするのは大変危険です!
間違っても今流行りのAIに気学の回答を求めることはなされないほうが身のためですよ。

ということで、本来なら恥ずべきことかもしれませんが、当会と私の失敗談をお話させていただきました。
失敗をしたことで気学がより良いものへと進化し、それをお客様へと提供できるようになったことは紛れもない事実ですから、結果オーライです!

そして、私は色々な試練を経験して大変な時もありましたが、その経験があったからこそ開運するとはどういうことなのか身をもって理解することができました。
順風満帆の人生をずっと歩んでいたら、開運の本質なんてきっと解らなかったと思いますし、考えようによってはそれを勉強させるために私は試練を与えられたのかもしれないと思うと、これも結果オーライなのです。

今後も全て順調とはいかない人生が待っているはず。苦笑
それが私に与えられた天命として、粛々と全うしていきます。

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