目先の転職で失敗するリスク

今の時代、転職はごく当り前になりました。
テレビCMがよく流れるほど転職支援サービスが充実し、より自分らしく働けるようになったのはとても喜ばしいことです。

しかし、昨今は退職代行サービスというものも生まれ、その利用者が増加しているという事実は非常に深刻です。それを裏付けるように、会社のパワハラで労災認定された人が過去最多という報道もありました。
自分が望んだ会社であっても、その環境で上手くいくかどうかは賭けに等しい。そんな辛い状況に生きる望みを失いかけている人も多いのでしょう。

ですので、むやみやたらに転職するわけにはいきません。
今回は転職にスポットを当て、どうして人生の歯車が合わなくなるのか、より最善の転職をするためには何に気を付けるべきかについて気学的にお話します。
今後、転職を検討するかもしれない方々の参考にしていただけましたら幸いです。

転職理由は人によって様々です。
キャリアアップなどの前向きな転職があれば、現職での様々な問題や心身不調から後ろ向きな転職を余儀なくされる場合もあります。
特に、後者の場合は既に疲弊状態にありますので、次こそは安定して働ける会社に就きたいものですが、こればかりは蓋を取ってみなければ判りません。

多くの人は転職すれば会社環境も人間関係も一新し、良い再スタートが切れるであろうと期待します。
また、気学を把握する人なら、吉方の会社を選べば一切問題も起こらないだろう!と考えるでしょう。
しかし、その思惑は意外にも外れることがあります。

なぜなら、転職は目先の環境変化をさせたに過ぎず、根本的な問題改善には何も手を付けていないから。
表面的に職場環境を変えたとしても、時間が経過すればまた新たな問題が起こってしまうのです。
ここで言う根本的な問題とは自分の運のことであり、私たちの運は樹木と全く同じ構造だと思ってください。

例えば、枝葉にパワハラ病が付けばそこを消毒したり切り落として一安心しますが、根っ子自体に病気があればまた何かしらの問題が枝葉に出てくるものです。
根っ子の治療をしない限りイタチごっこで枝葉が病み、問題の尽きない人生となりやすいのです。

そもそも、就職した会社環境が悪いために自分が病んでしまうわけですが、一番の問題はそんな悪い環境の職場に縁付いてしまう運が自分自身にあることだと早く気が付くべきです。
特に、若いうちから苦労が絶えず、波乱の人生だと自覚している人はより深刻です。

なぜかと言えば、人の運は人生が進むにつれてどんどん下降していくもので、若いときから波乱が多いということは今後もっと悪くなる可能性が高いことを意味しています。
読まれる方によっては、人生の希望が絶たれるようで非常に心外かもしれません。お詫びいたします。

ただ、これは脅しでも何でもなく、長年運を研究してきたからこそ人生は概ね根っ子の状態通りに推移していくと断言できます。
途中で根っ子(運)の根本改善を図ることができれば、幾らかでもその下降が緩やかになりますが、普通の人は気学を知らない、または知ったとしてもそんな風に考えない(信じようとしない)もの。
だから、必死に小手先の転職をして、次こそは!と望みを託すのでしょう。

ここまでで運がどれだけ重要かはご理解いただけたかと思います。
しかし残念なことに、運の根本改善にはかなりの時間が必要で即効性がありません。
また、転居を伴うため、誰でもすぐに実行できるものでもありません。

では、今ギリギリの心身状態の人はどうすれば良いのか?転居するまでどうすることもできないのか?と言えばそうではなく、引越しはできなくても、応急処置として自分に合った吉方の会社に転職するべきです。


冒頭にも触れたように、吉方就職はあくまでも表面上の環境改善のみではありますが、今疲弊している人はまず自分の心身を守るためにこれ以上悪化させない行動を取る必要があります。
即ち、劣悪な環境から離れ、もっと落ち着いて仕事ができる環境に移ることで心が落ち着き、安定して働くことに繋がります。

そして、仮に転職エージェントから条件の良い会社を提案されたとしても、結果的にそこが再び凶方の会社であれば話で聞いていたような好印象は受けないとか、またしても厳しい人がいるなどとミスマッチを起こしかねません。

選べるならもちろん吉方の会社をお薦めしますが、選べない人もいます。
それでも、今まで方位や時期に無頓着だった人が少しでも気にするようになったら、それは非常に大きな前進です。今は無理でも、次に何かを選択する際には検討してみよう!という軽い気持ちから気学を知っていただけましたら幸いです。



普通は、働く条件や給与、通勤時間など目に見えることにしか意識が向きません。それで当然です。
でも、それだけでは推し量れない裏側が方位や時期といった気学的要素に含まれています。
ですから、これを転職や人生に活かしていただきたいのです。

自分の努力や忍耐が足りないから人生が空回りしているわけじゃない。
自分の運に問題があるから苦しい人生なんだ。

こう理解できれば、幾らかでも心が軽くなるのではないでしょうか。
ぜひ気学的に人生の軌道修正を図る術があることを知っていただき、自分の行動次第で光が見えることを体感していただけましたら何より幸いです。

最後に、当会が申し上げる吉方とは、相生相剋表の吉凶のみで判断しているわけではありません。
一般的に吉方と判断しても、実際には吉にならない場合がございます。

本日もご覧いただきまして誠に有り難うございました。

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